流産・着床しないことをどう受け止めるか — 不育症という言葉について
妊活のなかで、いちばん言葉にしづらいテーマです。まず知っておいていただきたいのは、流産は決してまれな出来事ではなく、多くは避けようがない偶然によって起こるとされている、ということです。
自分を責めないでほしい理由
「あのとき動きすぎたから」「仕事を休まなかったから」と考えてしまう方は少なくありません。しかし、初期の流産の多くは受精卵の側の偶然的な要因によるものと説明されており、日常生活の行動が原因になることは考えにくいとされています。原因を自分の行動に求める必要はありません。
「不育症」とは
妊娠はするものの、流産や死産を繰り返して子どもを得られない状態を指す言葉です。回数などの定義は施設や指針によって差があります。該当する場合には、原因を調べるための検査(血液の凝固に関するもの、ホルモン、子宮の形態、染色体など)が検討されることがあります。
検査で分かること・分からないこと
検査を行っても原因がはっきりしないことは珍しくありません。それでも、次の妊娠に至る方は多いと報告されています。「原因不明」は「見込みがない」という意味ではない、という点は、覚えておいてください。
ひとりで抱えないために
パートナーと悲しみ方が違うことがあります。どちらかが平気に見えても、感じていないわけではありません。話す時間を無理に作らなくてもよいので、「いま話せない」ということだけでも共有できると距離が開きにくくなります。気持ちの落ち込みが続くときは、かかりつけの医療機関、不妊専門相談センター、自治体の相談窓口といった外部の支えを使ってください。
この記事は一般的な情報提供です。診断や検査の必要性は個々の状況によって異なります。つらさが続くときは、我慢せず医療機関や相談窓口にご相談ください。
この記事のよくある質問
流産は珍しいことですか?
いいえ、決してまれではありません。特に初期の流産は、受精卵側の偶然的な要因によることが多いと説明されています。
自分の行動が原因ですか?
日常生活の行動が原因になることは考えにくいとされています。ご自身を責める必要はありません。
検査で原因が分からないこともありますか?
あります。原因がはっきりしない場合も、次の妊娠に至る方は多いと報告されています。方針は担当医とご相談ください。