生理不順・PCOSと妊活 — 「生理がある=排卵している」とは限らない
この記事の要点(30秒でわかる)
- 「生理がある=排卵している」とは限らない理由を説明します
- 周期の乱れで相談を検討する目安と、受診後の検査の流れを扱います
- PCOSと言われた場合に何が分かっているのか、基本を整理します
妊活を始めて最初につまずきやすいのが、周期が読めないケースです。生理が来ていても排卵が起きていないことがあり、その場合はタイミングを工夫しても妊娠の機会自体が生まれにくくなります。
周期が読めないときの進め方は排卵日とタイミングのページで整理しています。
生理周期はどこからが「乱れ」?
月経周期の長さには個人差がありますが、極端に長い・短い、毎回大きくばらつく、数か月来ないといった状態が続く場合は、早めの相談が推奨されます。基礎体温が二相にならない場合も、排卵の有無を確認する材料になります。
生理・排卵のしくみと検査の順番は『はじめての不妊治療』の第二章で扱っています。
PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)とは?
排卵が起こりにくくなる状態のひとつで、月経不順、超音波での卵巣の所見、ホルモン値などを組み合わせて診断されます。頻度は決して低くなく、体重や生活習慣が関わることもあります。診断がついた場合でも、排卵を促す治療や生活面の調整によって妊娠に至る方は多くいます。
生理不順で受診したら何をする?
- 問診:月経の記録、これまでの経過、既往や服薬の確認
- 超音波検査:卵巣や子宮の状態を見ます
- 血液検査:ホルモンの値を確認します。検査は月経周期に合わせて行うものがあります
- 必要に応じて甲状腺など、周期に影響する要因の確認
生理不順は様子を見てよい?
周期の乱れは体質だと思って何年も過ごしてしまうことがあります。原因によっては治療で排卵が回復することもあるため、まず状態を確認しておくほうが、結果的に近道になることがあります。
診断や治療方針は個々の状態によって異なります。気になる症状がある場合は医療機関にご相談ください。
この記事のよくある質問
生理があれば排卵していますか?
必ずしもそうとは限りません。出血があっても排卵を伴わない場合があるため、基礎体温や超音波、血液検査などで確認します。
PCOSと言われたら妊娠できないのですか?
いいえ。排卵を促す治療や生活面の調整によって妊娠に至る方は多くいます。方針は担当医と相談してください。
周期が不規則なとき、いつ受診すべきですか?
極端に長い・短い、毎回大きくばらつく、数か月来ないといった状態が続く場合は早めの相談が推奨されます。
参考にした一次資料
数値や要件は改定されることがあります。本文の内容は上記の資料を2026年9月に確認して記載していますが、ご利用の際は必ず最新の情報をご確認ください。